社内SE 情シスの現状

社内SEの理想と現実について書いていければと思います。

社内SEのヘルプディスク

パソコンが起動しない、インターネットが使用出来ないなど、パソコン絡みでトラブルが発生すると、情報システム部員がトラブルの解決にあたります。

主な原因と解決策は、『パソコンを再起動する』といったことで8割方解決してしまいます。パソコンをよくわかってる方なら、とりあえず再起動してみますが、一般のか方はまだまだ再起動に抵抗があるようです。再起動しても治らなかったものは原因調査に入ります。と言っても、現象に合わせて簡単なチェックリストを流して、解決するか試みます。ハード障害ならば、壊れた箇所によってはパソコン自体の買い替えを勧めて、メモリやハードディスクの交換ぐらいならば、行います。ここまでで全体の95%は解決します。チェックリストを流しても解決しない場合は、時間ばかりかけても仕方がないので、ある程度原因がわからなかったら、リカバリを行なって治します。それでも治らない場合は、買い替えを提案します。

 こう考えると、チャックリストさえ作成してしまえば、そんなにスキルが高くない人員でもできてしまいます。社内SEとして必要価値を高めるには、『チャックリストを作成する立場になる』か、作業員をまとめる立場を目指さないと存在価値がなくなっていく分野でもあります。ヘルプディスクをメイン業務にしている方は、ルーティンワークを管理することを意識して作業を行わなければなりません。よく聞く『社内SE=雑用』のイメージは、誰でもできる作業範囲が多いからかもしれませんね。実際には、『チャックリストリスト作成』も『作業員管理』もスキルが必要です。作業員ではなく、『SE』を名乗るなら、より精度の高いチャックリストや作業工程表など『成果物』を生み出していきたいところです。